南国土佐に球児の後釜が
2020シーズンを以て現役を引退した阪神の藤川球児投手。
その藤川球児投手の出身地である高知県は、名門である
明徳義塾高校など強豪校も多い都道府県だ。
そんな高知県に元阪神の藤川球児2世になるかもしれない
高校生ドラフト候補ナンバーワン投手がいる。
高知高校の森木大智投手だ。
その名は中学時代から全国へ轟く。
高知中学3年生時代に全日本少年春季軟式野球大会と
夏の全国中学校軟式野球大会で優勝。
軟式で最速150㌔出している
とてつもないスケールのピッチャーである。
高知高校から硬式を握り、1年春から背番号20を背負い
四国大会でベンチ入りする。
高松商業戦で147㌔
スーパー中学生のデビューは予想以上に早かった。
ゴールデンウイーク真っただ中である2019年5月3日
高松商相手の初戦に8回から3番手として登板。
最速147㌔をデビュー戦でマークし、この試合2イニングを
投げて1失点。
緊張からか右打者の頭上を襲うストレートの抜け球が
あったが この春の四国大会の後、
夏場に148キロをマークする。
2年生となる2020年9月19日に行われた
秋季高校野球高知大会では
土佐高校戦で6回途中から2番手として登板
「ストレートが狙われているなかでも抑えないといけない」と
25球中24球を直球勝負。その度胸がすごい。
力を抜いて8割の投球で149㌔をマークするなど
そのポテンシャルに驚かされる。
この試合は2回2安打で1失点奪三振は2という成績でしたが
「それなりのコースにはいったが、精度はまだまだ」と
制球力アップに課題が残るものの
2020年ドラフトで指名された福岡大大濠高の山下舜平大投手や
中京大中京の髙橋宏斗投手に匹敵するストレートの
早さを持っているので制球力さえつけば、
ドラフト1位候補になってもおかしくはありません。
オーソドックスな投球フォーム
最速は151㌔のストレートに
スライダー・カーブ・スプリット・チェンジアップ。
遠くから見ると投球フォームは高校時代の元巨人、
桑田投手のようなオーソドックスなピッチャーで
投球モーションもそんなに投げ急いでいるワケではないが
非常にテンポよく投げ込んできます。
まだ高校生だが明石商の中森俊介投手のように
完成されたピッチャーという印象はないにせよ
伸びしろに関しては、2020年の
ドラフト上位高校生投手よりもあるだろう。
高知高校の森木大智投手に今後も目が離せません。

森木大智
高知高校の本格派右腕
2003年4月17日生まれ 右投右打ち 184センチ 82㌔
2021年ドラフト候補SSクラスのピッチャーで
バランスの取れたフォームから繰り出す
投球は直球・変化球共に抜群の切れ味。
スケール感の大きさを感じさせる。