大学生No.左腕
仙台高校時代から東北ナンバーワン
左腕という名が轟いた投手がいる。
今年から楽天イーグルスに入団する早稲田大学の早川投手も
かなりの逸材だが、早川投手に引けを取らない そのマウンドでの
投げっぷりは、結構立派なものがある。
首都大学リーグ筑波大学の佐藤隼輔投手だ。
セットポジションから投げ込むストレートは最速151㌔で
スライダー・チェンジアップを投げる。
仙台高校では3年夏に宮城県大会の5試合を1人で投げぬき
ベスト8まで進出。
1回戦から3回戦まで3試合連続完封という投球内容であった。
甲子園出場はならなかったが
この時点で各球団からのスカウトの評価は
一気に上がり希望すれば指名があったと思われたが
プロ志望届を出さずに国立の筑波大へ進学します。
筑波大学(2018-
筑波大学では1年秋から先発2番手として登板し
5試合を25イニング無傷の3勝で防御率0.00
武蔵野大学との2回戦で初登板初勝利を記録すると
強豪チーム東海大学相手にも6イニング0封で勝利投手
初登板から2年生の春にかけて44イニング2/3を
連続無失点という驚異の投球を見せる。
2年生秋の日体大との1回戦では現ヤクルトスワローズの
吉田大喜投手と投げ合い
1安打で1-0のシャットアウト勝ち。
国際大会である2019日米大学野球では全5試合に登板し
リリーフとして登板
無失点に抑え防御率0.00をここでも記録します。
この日米大学野球では最高殊勲選手賞が現在広島カープの森下投手で
最優秀投手賞が早稲田大学の早川隆久投手だった。
森下投手は主に先発で15イニング2勝1敗で防御率1.20
早川投手は9イニングで無失点と
佐藤隼輔投手も この2人に負けないくらいの成績だったので、
2021年のドラフト上位候補生になるのは間違えありません。
この佐藤投手が所属する首都大学リーグはレベルが高くないからいい成績なんだと
いう意見もたまにあるんですけれども、
確かに首都大学リーグは強豪校である東海大学が
圧倒的に優勝回数も多いです。
強すぎて他大学との力の差があるという見方もあるんですが
近年は日体大からいいピッチャーが何人も出てきていますし
獨協大学から並木外野手がヤクルトに指名されたりと、
決してレベルが引くわけではありません。来年はこの
筑波大学の佐藤隼輔投手が ドラフトを席巻してくれることを期待しています。
佐藤隼輔
筑波大学の左投手
主に先発だが中継ぎスタンバイも国際試合で出場している。
2000年1月3日生まれ 左投左打ち 181センチ 80㌔