勝野昌慶 投手
1997年6月12日生まれ 右投右打 183㎝89キロ
岐阜県土岐商業高校から三菱重工名古屋を経て
2018年ドラフト3位で指名された本格派右腕です。
土岐商では1年夏からベンチ入りしまして
2年秋にはエースとして、
岐阜県ベスト4で東海大会へ出場します。
2014年10月19日
伊勢市営球場で行われました2回戦の静岡高校戦で
試合は序盤から静岡高校が大量リードを奪います。
勝野投手は3番手として登板し、
5イニングを投げますが
チームは11-3で7回コールド負けを喫します。
この時の静岡高校の1番打者が
現在西武ライオンズの鈴木将平選手で
4番が楽天の堀内謙伍捕手でした。
堀内選手はこの試合5打数4安打3打点と
大暴れします。
3年夏の岐阜大会は
3回戦で羽島北高校に敗れまして
甲子園出場はなりませんでした。
三菱重工名古屋 時代
その後、社会人野球の三菱重工名古屋に進み、
社会人3年目の3月
JABA東京スポニチ大会での2回戦セガサミー戦で
完投勝利をします。
続く4月に行われたJABA静岡大会でチームは優勝し、
勝野投手は最優秀新人賞を受賞
そしてドラフト会議後に行われました
11月の日本選手権大会では準決勝の東芝戦で
6安打完封勝利。
続く決勝でもJFE西日本相手にリリーフ登板しまして
2回2/3を2安打無失点で抑え優勝を果たしました。
この大会で勝野投手は投手部門の
最高殊勲選手賞と優秀選手賞を受賞しています。
プロ二年目となった昨年は13試合に先発登板しまして
4勝5敗 防御率3.88
ヤクルトから3勝をあげまして
対戦成績は防御率1.77とヤクルトキラーぶりを発揮しました。
最速152キロのストレートに
スライダー・カーブ・フォークを投げます。
勝野投手、2019年にヘルニアを発症したり、
昨シーズン暴投が7個あったりと
コントロールに少し不安がありますが、
インサイドを突くピッチングが持ち味です。
実際問題右打者のアウトローの被打率は
4割近く打たれていますので
勝野投手の場合はインサイドワークが
非常に大事になります。
キャッチャーの木下選手も
その辺はわかっていると思うのですが
昨年巨人の丸選手には6打数3安打と
全てシングルヒットでしたが
5割打たれています。
もしジャイアンツ戦で登板するならば丸選手を
いかに抑えるかがキーポイントになると思います。
球種の割合もストレートが49%と
全投球の半分以上を占めてスライダーが21%
フォークが約20%と、昨年の被本塁打が7本でしたが
全てストレートだったため
もう少しスライダー比率を増やしてもいいのかなと思います。
いずれにせよ、勝野投手が先発6番手として
安定した投球をシーズン通じてできるようになれば、
ドラゴンズローテーションがより強固なものになります。
阪神戦は4試合に登板して1勝3敗 防御率3.91
甲子園では3戦3敗で13イニング1/3を投げまして
防御率6.08と苦手としましたが
勝野投手、本来の投球をされると
いつ、この数字も逆になるかもしれません。
今季の中日戦は注意が必要です。