28日 阪神は練習試合でヤクルトと浦添で対戦。
開幕カードのプレマッチとなる対戦でもあるので、勝敗は気にしなくてもいいものの、やはり気になる。
初回にドラフト1位佐藤輝明選手・高山俊選手・糸井嘉男選手に適時打が出て3点先制。5回にも糸井選手の適時打で使い点を取るのだが、初回の佐藤輝明選手の適時打は、記録は安打だが明らかにレフトを守る中山翔太選手が目測を誤ったエラーに等しいヒットであった。
ヤクルト右翼に廣岡大志
この試合でのヤクルトの外野陣に注目だ。ライトに廣岡大志選手が入る布陣で挑んだのだがレフトの中山選手といい、些か不安の残る外野手であったように思う。
青木選手・坂口選手・雄平選手と強打の左打ちの外野手は複数人いるのだが、ここ近年力が衰えてきているのは事実だし、世代交代はヤクルトの大きな課題の一つだ。
梅野強肩発動 二盗指す
阪神・梅野が強肩を発動した。
4-1の五回2死一塁から代走・並木が登場。大学時代は二盗失敗ゼロの韋駄天だが、「梅ちゃんバズーカ」で二盗を阻止した。
デイリー
外野手の世代交代が課題のスワローズにとって獨協大学の並木選手は90年代の飯田選手を彷彿とさせる韋駄天選手で今季、近本選手と盗塁の数を争ってもおかしはないほどの好外野手だ。
獨協大学の並木秀尊(ひでただ)選手。
1999年3月23日生まれ 右投げ右打ち 170センチ71㌔
トップクラスのスピードが武器のセンターで獨協大学では1番バッターを務めました。
ヤクルトに関しては外野手の世代交代が課題になってましたからこの並木選手の補強は大きいです。
昨年はセンターは塩見選手、坂口選手、山崎選手とその時々でスタメンは変わっていましたから1番センター並木というスタメンが固定できればヤクルトにとっては90年代の飯田選手のようにまずは塁に出てかき回すという攻撃ができるようになります。
全国的な知名度はありませんが中央大学の五十幡選手以上の俊足で右バッターながら高いバウンドの内野ゴロならば内野安打を狙えるほどの俊足。
また三塁ランナーにいてもゴロゴー、またはギャンブルスタート、ダブルスチール、セーフティスクイズと多様な作戦を立てることが出来ます。
ヤクルトチーム盗塁数に関しては決して少ないわけではないんですが山田哲人選手の盗塁数が激減していますから盗塁数を稼げる選手がチーム内に欲しいのは確かです。
まずは代走からでも出場する機会はあるでしょうから来季のヤクルトとの戦いは接戦に持ち込まれると終盤に勝ち越しのランナーなどでこの並木選手vsタイガースバッテリーの勝負の場面が増えるかもしれません。
まとめ
結果は4-3と阪神が勝利したことになるのだが、阪神のこれからの課題はなんといっても細かい作戦面も含めた緻密さだ。ここ近年の増加傾向にある失策数に加えて守備走塁面もしっかりやらないと試合には勝てない。
この日も初回に先頭打者の近本光司選手が四球で出塁したのはいいのだが盗塁を試みようとして1.2塁間で挟まれた。
おそらく近本選手クラスならば当然、いつ盗塁してもらっても構いませんよという事で「グリーンライト」は出ていたでしょうが少しもったいなく感じました。
おそらく開幕投手候補としては「西勇輝」が有力視されていたが喘息のまま帰阪してしまった。
西勇輝投手が開幕に間に合わないといったら、阪神先発ローテが大幅に変わらなければならない大きな転換期に来ているのだなと改めて感じてしまいました。
月日が過ぎ去るのは早いですね。
開幕まであと1ヵ月ありません。各選手の追い込みに注目ですね。