非常に面白くなった。
開幕投手最有力候補として注目されていた西勇輝投手がキャンプ中に喘息で帰阪し、調整が遅れる中、なんと今年の阪神の開幕投手に未完の大器、藤浪晋太郎投手が指名された。
阪神は開幕カード、神宮でのヤクルト戦。
ヤクルト戦と言えば金本監督時代に京セラドームで畠山選手に危険球を投じ、乱闘になった試合の印象が強いが、今の藤浪投手に当時のような不安定な姿はマウンドでは見当たらない。
今季のキャンプ、練習試合、OP戦では150キロを超すストレートが右打者のアウトコースへ決まっていた。
もう右打者のインハイに抜ける球は、ほぼ無くなっていた。
後はカットボールとフォーク。
この球種だけで十分にゲームメイクは出来るだろう。
今季からワインドアップにモデルチェンジした藤浪投手。
ランナーを出し、セットになっても崩れることはなさそうだ。
相手のヤクルト打線も強打を誇るため、そうそう簡単には抑えることは難しいだろうが6回3失点以内のクオリティースタートは十分に計算できるだろう。
しかし開幕戦という独特のムードに、チームにとっては勢いをつけたい試合。
やはりせっかく投げるならば「白星」で開幕戦を飾り、自身とチームにぜひともスタートダッシュをかけて欲しいと思います。