16日に行われたOP戦は開幕カードと同じ対戦でヤクルトと神宮球場。
そこで猛虎打線が爆発だ。
18安打9得点でことごとく燕投手陣を打ち砕いた。
佐藤輝明選手は早くもOP戦とはいえ、5号本塁打を放った。
新外国人のロハス選手がコロナの影響でまだ来日できていないがマルテも4本塁打、サンズも打率.400を超えていて外国人枠の競争も日に日に激しさをいい意味で増している。
よく言われるのが「OP戦だから各チームはわざと打てるところに配球してデータを収集している」という話があるが、仮にそうだったとしても、それをミスショットせずにフェンスオーバーする佐藤輝明はそこいらの新人とはワケが違う。
糸井選手も好調をキープしているが、こうなってくると開幕スタメン3番か6番か、近畿大学から来た大物ルーキーが虎のスタメンを奪うのはもう間違いなさそうだ。
後は緩急対策
こうも打ってくると相手投手というかバッテリーも何らかしかの対策を講じてくるに違いない。
まずは佐藤選手の独特の構えである軸足の左足に重心がたっぷりと乗っているのを崩しに来るだろう。
そのためにはアウトコースへの変化球が有効だ。
軸足にしっかりと体重が残っているからこそ球を長く見れる。
体勢を突っ込ませるには左投手ならば外角へ逃げるスライダー系の球で誘い、右投手ならばスプリットやフォーク系の落ちる球で体を突っ込ませたいのだ。
もちろんシーズンインすればインハイへのストレートや一軍ローテレベルのキレキレの変化球がもっと投げ込まれるのだろうが、これからは数多く打席に立ち、投手の球筋を見て、ボールになる変化球を見逃せるかがポイントになるのだが、この大物ルーキーはそれさえも粉砕して本塁打を量産しそうだ。